takaです。
今日は年配の方々が大好きな「苦労話」
について書きたいと思います。
まず・・・
「みなさんは苦労は好きですか?」

好きなわけないですよね。
でも私くらいの世代の親よりも
上の世代の方々は苦労話が好きなんですね。
「私が若い頃はこんなに苦労した。
貴方には私の苦労がわからないでしょう?」
「貴方は苦労が足りなすぎる。もっと苦労しなさい!」
とよく言います。
「余計なお世話だ!ボケ!」
と言いたいところですが、
この手のタイプの人は苦しんだのは自分だけで
他の人間は楽しかしていない・・・と勝手に思っているわけです。
自分よりももっと苦しんでいる人がいるという
想像力がないし、現実を知らないのです。
私は占いのクライアントの方々だけでなく
人種や民族を問わずいろんな人に会いましたが
苦労では済まないくらい悲惨な体験を
されている方をたくさん見てきました。
子供の頃から苛めや虐待に遭っている人達。
会社をクビになって家賃も光熱費も払えなくなった人達。
詐欺に遭って数千万円騙し取られた人。
離婚体験者、貧乏体験者なんて沢山いました。
イギリスでもよくアイルランド系の人達から
「イギリスからは酷い目に遭った。
自分たちの文化を破壊された」
という恨み話を聞かされました。
私も子供の頃からよく仲間外れにされたり
仕事を失って貧乏生活をしたり
離婚したり、家族崩壊とか
他いろいろありますが
それをいちいち自慢したいとは思いません。
思い出すだけでも胸が引き裂かれるような
気持ちになったり、苦しくなるからです。
本当に苦しいことはツラくて話せないですよ。
そんな事は二度と思い出したくない・・・!
と思うものです。
こういう苦労話の中に入るのは止めた方が良いですね。
何故なら自分は苦労が足りない。
もっと苦労しなくては・・・と思うようになり
どんどんそういう方向へ行くからです。
潜在意識はその通りに苦労する方向へと導いていくのです。
まさに不幸への道にまっしぐら。
思うのは苦労話をよくする人間は
人に厳しく、自分には非常に甘いです。
誰かが酷い目に遭うと「大したことない!まだ甘い!」
と言うのですが、自分が同じ目に遭うとパニックになって泣くわ、
怒るわ、助を求めるわで、冷静さを完ぺきに失います。
私は苦労を買う必要はないと思います。
でも、色々な世界は見た方が良いと思いますね。
日本を出て他の国に住んで色々な人種と話したり、
付き合ったり本当に楽しいこともあるし
苦しいこともあります。
どちらにしろ苦労なんて
わざわざ買う必要なんてないのですよ。
とにかく人の意見に振り回されず楽しむ事に意識を
フォーカスしてくださいね。